どうも~
takamaru8(タカマルエイト)です。
カジノでの勝ち方について調べていると”必勝法”として様々なシステムベット(System Bet)を紹介している記事がたくさんあると思います。
ですがそれらは本当に必勝法なのでしょうか?
ここでの必勝法とは期待値がプラスとなることを指します。
本日はシステムベット(System Bet)の基本的考え方から種類や目的などについて解説していきます。
- 独立事象とそうでないものについて
- システムベットの種類
- システムベットの目的
- 勝ち逃げの有用性
システムベットとは
システムベットとはカジノや賭博を行うときの賭け金(ベット)をコントロールする戦略で、その方法は多種多様です。
システムベットは行うゲームが独立事象かそうでないものかで若干性質が異なります。
”独立事象でないもの”の場合は、有利不利の段階に応じて賭け金を調整することにより期待値の変動が可能です。
ですが独立事象の場合は、分散のみ変動させることができます。
つまり負けにくくすることが可能だが必勝法にできるわけではない。
”独立事象のもの”と”そうでないもの”はどのようなものがあるか、もう少し見ていきましょう。
独立事象のものとは
カジノの場合、ルーレットやクラップス、もっとわかりやすいものだとサイコロのような、何回行っても前回の結果が今回に影響しないようなゲームを指します。
このような独立事象のゲームは、控除率(カジノ側の利益)が0でない限りどのようなシステムベットを使用しようと期待値はマイナスになります。
このことから長時間プレーし、試行回数を増やすにつれて勝つことはどんどん難しくなってしまいます。
ただし短い期間に絞ってシステムベットを使用し、分散を調整することで期待値がマイナスであっても勝ち逃げすることは十分可能となる。
独立事象でないものとは
カジノの場合、バカラやブラックジャックのようなトランプを使用するゲームが主に独立事象でないものに当てはまります。
こちらは各ラウンドごとにカードを新たにシャッフルしなおさず、前回までに使われたカードの含まれない状態でゲームの進行が続くため、1回ごとに1単位の期待値が変わってしまいます。
この期待値の変動をうまく利用した、攻略法がカードカウンティングです。
場に出たカードを記憶することで、まだ場に出ていない山札の残りカードの偏りを予測するというものです。
カードの偏りを利用することで、プレイヤーは期待値がプラスの状況を作り出すことは理論上は可能と言われています。
具体的には、山札のカードを予測して
プレイヤーが不利の状態であると判断できた場合には賭け金を減らし
プレイヤーが有利の状態であると判断できた場合には賭け金を増やす
ことで期待値のプラスを作り出します。
この方法は非常に有効であるため、海外のカジノ(ランドカジノ)ではほとんど禁止されており、カードをあからさまに数えて覚えようとすると追い出され出禁になってしまうかもしれませんので注意が必要です。
カジノ側もカードカウンティングの効力は認めているってことだね。
ですが、カジノ側もこれらの手法の有効度を下げるため、
ミニマムとマックスの差を少なくする(つまりベット上限及び最小ベットを設定する)
カードを最後まで使い切らず途中でまたシャッフルしなおす
あるいは複数のデッキを使用する
など様々な対応をしています。
このことから現在はカードカウンティングによる期待値の変動がかなり少なくなっていますので必勝法とはなりません。
またバカラにおいては元々カードカウンティングによる勝敗の優劣の偏りが非常に稀であるため、ほとんど使われていません。
結論
控除率のあるゲームにおいて唯一、ブラックジャックのカードカウンティングは理論上は必勝法となりえるが、非常に多くの対策が講じられているため現実的には難しいと言えるでしょう。
システムベットの種類
システムベットは長い歴史の中でマーチンゲール法やモンテカルロ法など、いろいろな方法が提言されています。
そんなシステムベットは大きく3つに分類することができます。
フラットベッドシステム
勝っても負けても一定の賭け金を賭けていく方法です。
こちらはシステムベットというか初心者の方はまず、自然とやる賭け方ではないでしょうか。
なんの知識もいらずにひたすら同じ金額を賭けていくため、資金を失いにくく、勝率以上に勝ち越した分がしっかりと手元に残る方法です。
とても長く遊べる方法なので、初めてカジノに行く方や、ゲームを純粋に楽しみたいという方にはオススメな方法となっています。
それでも「効率よく稼ぎたい」など勝ちを目的としてギャンブルする方には、賭け金の上げ下げがあったほうが面白く、フラットベットは平凡でつまらなく感じてしまうと思います。
ポジティブプログレッションシステム
勝った時に賭け金を増やしていく方法です。
ポジティブには「前向き」などの肯定的な意味が多く、またプログレッションには「向上」などの意味があります。
このことからポジティブプログレッション=状態が良い時(前向きな時)に賭け金をあげるシステムと覚えると簡単です。
こちらは連勝している流れでしっかりと勝ち切るのを目的としており、連敗の時は耐え忍ぶシステムベットです。
メリット
勝った時に賭け金をあげていくので、連勝した時の利益が大きい。
逆に負けている時は賭け金を増やさないので連敗しても損失が少ない。
長く遊べる。
デメリット
連勝しないと勝ち切るのがなかなか難しい。
勝つと賭け金を増やすので負けた時が最大投資額となり、利益を大幅に削ってしまう。
ネガティブプログレッションシステム
負けた時に賭け金を増やしていく方法です。
ポジティブプログレッションシステムとは反対で負けた時に賭け金をあげて損失をより早く取り返すように賭けていきます。
そのためネガティブプログレッションシステムは連敗するとどんどん賭け金が増えていくため、ハイリスクなシステムベットが多くなっています。
メリット
少ない勝ち数で損失を取り戻せることと、軍資金次第で大きく勝率をあげることができることです。
このことから少ない勝ち数で利益を残せることから連敗に強いシステムベットとも言えます。
またネガティブプログレッションシステムには理論上負けないと言われるシステムベットが多いことです。
デメリット
負けた時に賭け金を上乗せしていく手法となるので、連敗時の賭け金の増加が早い。
よってやめ時を間違えると大きな損失を被る可能性があります。
確率のゲームである以上、偏りが出てしまうことがあることを念頭に置いて遊ぶようにしましょう。
場合によっては損切ラインを決めて行いましょう。
システムベットの目的
上記のことからシステムベットと呼ばれるものはどれも必勝法として提言するのは難しいものばかりです。
よってインターネット上でよく見る、「必勝法」という言葉や「〇〇するだけで必ず勝てる」という甘い言葉は存在しませんので、騙されないようにしましょう。
どんなシステムベットも必勝法にはならないんだね。
じゃあシステムベットってどういう目的で使うの?
システムベットはあくまで統計学における分散が目的のため必勝法ではありません。
これらのシステムは勝つことでなく、あくまで楽しみを増すためのものであると覚えておきましょう。
ギャンブラーはシステムベットを使用して、カジノ側の儲け率が一定に収束しないように抗っているというわけです。
実際の実践結果はこちらです。
まとめ
システムベットの目的は統計学における確率の分散であるため、期待値がプラスになるようなものはありません。※使用し続ければ勝てるというものではないということです。
必勝法と名をうって紹介したり、理論上は負けないと言われるものが多くありますが、その対策として賭け金の上限などがあるのでいずれは破綻するようにできています。
このことを理解していれば、システムベットの分散で利益が出た時に思い切って勝ち逃げしやすくなるのではないでしょうか。
それでは良いカジノライフを~
GOOD LUCK☆