どうも~
takamaru8(タカマルエイト)です。
先日、山口県阿武町(あぶちょう)で463名に給付するはずの給付金4630万円を町内の人物に振り込み、オンラインカジノですべて使ってしまったとして電子計算機使用詐欺の疑いで、同町住民の田口翔容疑者(24)を逮捕したというニュースがありました。
この一件で良くも悪くも「ネットカジノ」や「オンラインカジノ」というものが広く世間に知れ渡ったことで、”オンラインカジノがどういうものなのか”、”違法性はないのか”が話題になっていますので解説をしていきたいと思います。
- 4630万円の誤送金問題とは
- オンラインカジノとは
- オンラインカジノと賭博罪の関係
- 電子計算機使用詐欺とは
給付金4630万円、誤送金問題とは
2022年4月に山口県阿武町が463名に給付する予定であった4630万円を誤って同町住民の個人口座に振り込んでしまった問題があり、返還を求めたが「2週間ほどでオンラインカジノにすべて使ってしまった」として田口翔容疑者(24)を電子計算機使用詐欺という罪名で逮捕した。というニュースがありました。
まず4630万円の誤送金もすごいし、オンラインカジノで全部使っちゃうのもすごいですね。。。
この一件によってオンラインカジノが世間で悪く有名になったニュースですが、オンラインカジノ自体はなんら問題のない娯楽であることを認知していただきたいですね。
そもそもオンラインカジノとはどういうものなのでしょうか?
オンラインカジノとは
オンラインカジノはオンライン(ネット上)で遊ぶことができるカジノのことで、もともとヨーロッパなどでは4000万人以上が遊んでいるとても一般的な娯楽として有名です。
ただのゲームアプリとは違い、実際にお金をデジタルチップに変えて遊ぶことができます。
オンラインカジノで遊べるゲーム内容は
スロットをはじめ、ルーレット・ブラックジャック・バカラ・ポーカー・スポーツベットなど海外のランドカジノと比べてもなんら遜色なく楽しむことができます。
賭ける金額も1回に0.1ドル(10円程度)の少額から1万ドル(135万円相当)賭けることができるカジノもあるため、賭け方によっては4630万円使い切ってしまうことも十分考えられます。
今回のニュースで2週間で4630万円を使ってしまったという事実から
「オンラインカジノはイカサマで絶対に勝てないようになっている」
「日本でオンラインカジノはそもそも違法だ」
といったような根も葉もない誤った情報が出回っています。
もちろんオンラインカジノは海外の会社が遊戯者から利益を得て運営しております。
そのため、還元率は約97%と若干だが遊戯者が負けやすいように設定されているのは事実です。
オンラインカジノはギャンブルであり、企業がやっている娯楽サービスです。
一時的にお金が増えることは良くありますが、お金を安定して稼げるものでは決してありません。
なのでオンラインカジノでお金を稼ごうと思っている方はやらない方が良いです。
これは日本にあるギャンブル
パチンコや競馬・ボートレースにしてもすべて同じことです。
オンラインカジノは娯楽として無理のない範囲で楽しんでもらえると嬉しいですね
オンラインカジノと賭博罪の関係
今回のようなニュースでオンラインカジノが悪目立ちしてしまった結果
「オンラインカジノは違法行為だ」
といった声が非常に目立ってしまい、混乱する方も多いと思います。
オンラインカジノは現状、合法でもなく違法でもありません。
ど、どういうことですか??
オンラインカジノが日本で親しまれるようになったのは今から約10年ほど前ではありますが、有名になって遊戯者数が急激に増えたのはここ最近のことです。
そのため日本にはオンラインカジノを取り締まるための法律がありません。
よって法整備及び法改正が無い限りは合法でも違法でもなく、いわゆる「グレー」と表記されることが多くなっています。
日本の法律の【賭博罪】は適用されないんですか?
賭博罪には大きく2つのルールがあります。
- 日本国内で行われた賭博行為のみが処罰の対象
- 賭博客は賭博場開帳者とともに処罰することが前提(必要的共犯)
オンラインカジノについて考えると1番は
日本国内にある賭博場で賭博をしてはいけないというものなので
サーバーが海外にある賭博場(オンラインカジノ)で賭博してはいけないというものではないので対象外となります。
2番についても
オンラインカジノの運営元はその国の許可(ライセンス)を取得して合法に運営しています。
合法で運営している海外のオンラインカジノ会社を日本の法律で裁くことができない為、必要的共犯の対象外となります。
このため、オンラインカジノの遊戯者が賭博罪で捕まることはありません。
実際、過去2016年にオンラインカジノで遊んだとして裁判になった件がありましたが
裁判の結果、不起訴となった事例もありますし
今回の給付金4630万円をオンラインカジノで使用して逮捕された田口翔容疑者の罪名が「電子計算機使用詐欺罪」であることからもオンラインカジノを賭博罪で取り締まることが難しいのがわかっていただけると思います。
では電子計算機使用詐欺罪とは、どんな罪なのか例題を交えて見ていきましょう。
電子計算機使用詐欺罪とは
今回の一件で電子計算機使用詐欺罪というあまり聞かない罪名でピンとこない人も多いと思いますので身近な事例を2つほど紹介したいと思います。
他人名義のクレジットカードをインターネットで利用
詐欺罪というのは人を欺くことで成立する犯罪です。
ネット通販のような直接人と接触することなく買い物できるといった場面の場合は、電子計算機使用詐欺罪が成立します。
※店舗で他人のクレジットカードを無断で使った場合は、店舗に対する詐欺罪が成立します。
自動改札機でのキセル乗車
駅の自動改札機を利用して不正に降車した場合は、虚偽の情報によって本来の払うべき乗車料金を免れたとして電子計算機使用詐欺罪が成立します。
※駅の係員がいる有人改札の場合は、詐欺罪が成立します。
このような人の事務処理に使用する電子計算機に虚偽の情報を与えて財産権の得喪・変更に係る不実の電磁的記録を作り,財産上不法の利益を得た場合に成立します。
よって今回の電子計算機使用詐欺罪とオンラインカジノで遊戯することの違法性は関係ないと言えます。
オンラインカジノは誰でも簡単に楽しめる娯楽ですので安心して遊べます。
まとめ
今回の山口県で起きた給付金の誤送金4630万円をオンラインカジノで使って逮捕された件とオンラインカジノで遊戯することの違法性は関係ないことがわかっていただけたと思います。
なによりオンラインカジノで遊ぶ際に
「もしかしたら違法かもしれない」
といった心配を抱えていては楽しく遊ぶことができませんので
自分で調べて納得した上で遊ぶことが大切だと言えます。
今後もいつでも手軽にできるオンラインカジノの魅力を発信していきたいと思います。
それでは良いカジノライフを~
GOOD LUCK☆